対象製品
図脳CADの文字には、「固定文字」と「図形文字」があります。
「固定文字」 は図面の縮尺とは関係なく常に用紙上の大きさで配置される文字です。
たとえば、1/100の図面で作図した固定文字を、1/50の図面へ複写しても、文字の用紙上の大きさは変わりません。
「図形文字」 は図形と同様に図面の縮尺に応じた実寸サイズで配置されます。
たとえば、1/100の図面で作図した図形文字を、1/50の図面へ複写すると、2倍の文字サイズに変わります。
- 通常作図する文字は「図形文字」です。
- 「固定文字」を作図できるのは「図脳RAPIDPRO」のみです。「図脳RAPID」は「固定文字」を作図することはできません。「図脳RAPID」で作図する文字は「図形文字」になります。
1行の文字列を作図する場合
- [作図]-[文字]-[文字]コマンドをクリックします。
- [文字]ダイアログボックスが表示されます。
(図脳RAPIDPROの場合は)一覧から[固定文字]または[図形文字]を選択します。 - [文字列]に任意の文字列を入力します。
- その他必要な項目を設定して[了解]ボタンを押します。
- 基準点(文字列を配置する位置)を指示します。
- メッセージバーに [方向角度を指示してください]と表示されます。
文字列を水平に配置する場合は[Enter]キーを押します。
(回転する場合はキーボードから角度を入力して[Enter]キーを押します) - [文字]ダイアログボックスが表示されます。
[取消]ボタンを押してコマンドを終了します。
- [設定]-[文字設定]コマンドの[文字]タブの[文字角度]欄で[固定]を選択して「0」度に設定すると、手順6の操作を省略できます。図脳RAPIDPRO20以降では、初期の設定では [固定]の「0」度に設定されているので、この操作は省略されます。
- [設定]-[編集設定]コマンドの[文字系のコマンドで文字配置後にダイアログに戻る]のチェックを外すと、手順7の操作を省略できます。図脳RAPID20/PRO20以降では、初期の設定ではチェックが外れているので、この操作は省略されます。(右クリックメニューの[コマンド終了]をクリックしてコマンドを終了します)
複数行の文字列(文章)を作図する場合
- [作図]-[文字]-[文章記入]コマンドをクリックします。
- [文章記入]ダイアログボックスが表示されます。
(図脳RAPIDPROの場合は)一覧から[固定文字]または[図形文字]を選択します。 - 任意の文字列を入力します。(改行する場合は[Enter]キーを押します)
- その他必要な項目を設定して[了解]ボタンを押します。
- 基準点を指示します。
- 対角点を指示します。
- [文章記入]ダイアログボックスが表示されます。
[取消]ボタンを押してコマンドを終了します。
- [設定]-[編集設定]コマンドの[文字系のコマンドで文字配置後にダイアログに戻る]のチェックを外すと、手順7の操作を省略できます。図脳RAPID20/PRO20以降では 、初期の設定ではチェックが外れているので、この操作は省略されます。(右クリックメニューの[コマンド終了]をクリックしてコマンドを終了します)
- 作図する文字列のフォントや文字サイズは、あらかじめ[設定]-[文字設定]コマンドで設定しておきます。
- 作図した文字列の編集は、
[編集]-[文字編集]-[文字置換]コマンド、
[編集]-[文字編集]-[文章置き換え]コマンド、
[編集]-[文字編集]-[文字属性変更]コマンドなどをご使用ください。