対象製品
図脳CADでは、線種・幅・色を表現する方法として、次の2通りの方法があります
A:図形ごとに持っている属性(線種・幅・色)で作図(および表示)する⇒[図形線種][図形幅][図形色]
B:レイヤごとに設定している属性(線種・幅・色)で作図(および表示)する⇒[レイヤ線種][レイヤ幅][レイヤ色]
[作図切替]ツールバーの[線種][線幅][色]を選択するための一覧は、上記Bの設定([図形線種][図形幅][図形色])になっている場合にのみ使用できます。
- 図脳RVコンバータPRO Ver.3の場合は[標準・表示ツールバー]、図脳RVコンバータ5の場合は[入力切替]ツールバーになります。
どちらの方法で作図(および表示)するか([図形線種][図形幅][図形色]と[レイヤ線種][レイヤ幅][レイヤ色]の切り替え)は、[表示設定]コマンドで設定します。
例)図形ごとの線幅で作図する場合(線幅が作図時と異なって表示される場合)
- [表示]-[表示設定]コマンドをクリックします。
- [表示設定]ダイアログボックスが表示されます。
[オプション(表示1)]タブをクリックします。 - [表示幅]欄の[レイヤ幅]ボタンを押して[図形幅]に切り替えます。
- [了解]ボタンを押します。
- この設定は、ZSDX形式以降の保存形式(図脳RAPID/PRO Ver.16以降のファイル形式)で保存した場合は、図面の持つ設定値として保存されます。
- 図脳RVコンバータの場合は、[表示設定]ダイアログボックスの[オプション(表示1)]タブは[オプション(表示)]タブになります。
[図形線種][図形幅][図形色]と[レイヤ線種][レイヤ幅][レイヤ色]の切り替えは、[表示設定]コマンドだけではなく、[設定]-[作図設定]コマンドで行うこともできます。
- [設定]-[作図設定]コマンドをクリックします。
- [作図設定]ダイアログボックスが表示されます。
[線幅]欄の[レイヤ幅]ボタンを押して[図形幅]に切り替えます。 - [了解]ボタンを押します。
- たとえばレイヤごとに設定している線幅([レイヤ幅])で作図している中で、([図形幅]のように)1つのレイヤの中の特定の図形の線幅だけを個別に変更するなど、[レイヤ幅]と[図形幅]を1つの図面の中で混在させることはできません。また、レイヤごとに[レイヤ幅]にするか[図形幅]にするかを設定することはできません。図面ごとの設定になります。線種や線色についても同様です。
- 初期の設定では、1つのレイヤの中で色々な線種・幅を使用できるように[図形線種][図形幅]、異なるレイヤで作図されていることが分かりやすいように[レイヤ色]に設定されています。
- 設定した内容を、図脳RAPID/PROを起動したときや、新規に図面を作成したときにも引き続き使用したい場合は、[表示設定]ダイアログボックス(または[作図設定]ダイアログボックス)で、[初期値]欄の[登録]ボタンを押して、「初期値登録」を行います。([設定]-[環境設定]コマンドの[ファイル]の[初期値ファイル]で指定されている初期値ファイルに上書き保存します)