対象製品
SXFファイル(P21/SFC)では、図形要素が「部分図」という構造に属している場合があります。
SXF形式の図面を開いた後、編集しようとしても選択できない図形は、この「部分図」に作図されている可能性があります。
「部分図」に作図されている図形を編集するには、一覧から該当の部分図を選択します。
- [編集]-[部分図]-[部分図]コマンドをクリックします。
- [部分図]ダイアログボックスが表示されます。
[名称]の一覧から該当の部分図を選択します。 - [了解]ボタンを押して[部分図]ダイアログボックスを閉じます。
「部分図」に作図されている図形を編集することが可能になります。
部分図が複数に分かれている場合は、それぞれの部分図を選択することで編集が可能です。
- [名称]の一覧に現在開いている図面が持つ部分図の一覧が表示されます。
- [基本図]と[用紙]は、新規図面を作成したときに図面が必ず持っている部分図です。この2つの部分図は削除することができません。(SXFファイルを読み込んだ場合には、他の部分図が基本図に相当するとみなされて読み込まれる場合があります)
なお、[部分図情報破棄]コマンドを実行した場合は、「部分図」内の図形をすべて「基本図」に移動し、「部分図」の構造を破棄します。
- [編集]-[部分図]-[部分図情報破棄]コマンドをクリックします。
- [すべての部分図の図形を基本図に移動します。実行するとUNDOできません。]というメッセージが表示されます。[はい]ボタンを押します。
部分図の切り替え操作をしなくても、編集が可能になります。
- [編集]-[部分図]-[部分図]コマンドで「基本図」に戻してから[部分図情報破棄]コマンドを実行します。
- 図脳RVコンバータには[部分図情報破棄]コマンドはありません。[名前を付けて保存]コマンドでZRD形式で保存することで、「部分図」の構造を破棄します。
また、[ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドで[ファイルの種類]の一覧から「図脳RAPID/PRO Ver4以降(*.zrd)」(図脳RVコンバータの場合は「ZRDファイル(*.zrd)」)を選択してZRD形式で保存した場合は、データの互換性を保つため、「部分図」の情報はすべて失われます。(配置された図形は「部分図」に属さず、「基本図」上の図形として保存されます)
部分図の切り替え操作をしなくても、編集が可能になります。
- 保存時に[この形式で保存する場合、一部の情報が失われる場合があります。よろしいですか?]という確認メッセージが表示されます。[はい]ボタンを押します。
- ZRD形式で保存した場合や、[部分図情報破棄]コマンドを実行した場合は、SXFファイル(P21/SFC)のデータ構造を保持できません。
- ZRD形式で保存した場合は、「部分図」内の図形は1つのグループ要素になるため、[編集]-[グループ]-[グループ解除]コマンドでグループを解除するか、[編集]-[グループ]-[グループ編集]コマンドでグループ編集モードを無効にしてから編集を行います。(図脳RVコンバータの場合はこれらのコマンドはありません)