対象製品
図脳CADとAutoCADは、文字サイズについての概念が異なるため、 AutoCAD形式で出力する場合の文字サイズに誤差が生じることがあります。
[表示]-[表示設定]コマンドの[オプション(表示1)]タブの[初期値保存対象外]欄にある[AutoCAD文字表示]は、なるべくAutoCADに近い文字表示にする機能です。
[AutoCAD文字表示]のチェックを外すと、文字サイズを「フォントサイズ」と解釈し、TrueTypeフォントの文字を、図脳CADの大きさで表示します。
[AutoCAD文字表示]にチェックを付けると、文字サイズを「半角文字の字面サイズ」と解釈し、TrueTypeフォントの文字をAutoCADと同じような大きさで表示します。(通常より見た目が大きく表示されます)
通常は、[AutoCAD文字表示]のチェックを外した状態で作図します。
AutoCAD形式で図面を出力する場合は、[AutoCAD文字表示]にチェックを付けて作図を行うと、文字の受け渡しがスムーズになります。
また、AutoCAD形式の図面を入力する場合は、AutoCAD文字表示モードをあらかじめ設定して読み込むことができます。
[ファイル]-[ファイル入力]-[AutoCAD形式]コマンドをクリックし、ファイルを選択して[開く]ボタンを押した後で表示される[入力:AutoCAD形式]ダイアログボックスで、[図形要素設定]タブの[文字の変換]欄の[標準変換]にチェックを付けます。
※[標準変換]にチェックを付けると、AutoCADのTrueTypeフォント文字のサイズを再現した読み込みを行います。なお、シェイプフォント(SHXフォント)は、正しくサイズ調整されません。
※[標準変換]にチェックを付けない場合は、図脳RAPIDPRO18と同様の文字サイズ変換が有効になります。
[AutoCAD文字表示モードを使用する]を選択した場合は、読み込み時に、AutoCADの文字サイズを変更せず、表示時に文字サイズを調整して表示します。
読み込み後の図面を再び「AutoCAD形式」で出力するのに適します。
なお、この設定で読み込んだ場合は、[表示]-[表示設定]コマンドの[オプション(表示1)]タブの[初期値保存対象外]欄の[AutoCAD文字表示]にチェックが付いた状態になり、その状態で操作する必要があります。
[AutoCAD文字表示モードを使用しない]を選択した場合は、読み込み時に、AutoCADの文字サイズを再現するよう、文字サイズを変換して読み込みます。
読み込み後の図面を[図脳RAPIDPRO]で扱うのに適します。
なお、この設定で読み込んだ場合は、[表示]-[表示設定]コマンドの[オプション(表示1)]タブの[初期値保存対象外]欄の[AutoCAD文字表示]のチェックが外れた状態になり、その状態で操作する必要があります。