FAQ

「作業領域が確保できませんでした!!作業フォルダの空き容量を確認します」とメッセージが表示され、ファイルを開くことができない

下記を順にご確認ください。

図脳CAD使用時の権限の確認

A:図脳CADインストール先フォルダ(および、そのサブフォルダ)に対する書き込み権限がない。
B:図脳CAD使用時の権限が「Users」以下の権限である。

上記いずれかの条件では、CADが図面を開くために作成する「テンポラリ」が作成できない
(または状態保存用ファイルが作成できない)などの理由により、このメッセージが表示されます。
下記いずれかの回避方法をお試しください。

1:図脳CAD使用時の権限を「Power Users」以上で行う。
2:図脳CADのインストール先フォルダを「Users」以下の権限でも
  読み込み・書き込み権限があるフォルダに設定し直す。
※この場合、実行時は「Users」相当の権限でも可能になります。
※ただし、フォルダのセキュリティの変更は、「Administrators」権限で行います。

上記2の回避方法の操作手順は下記のとおりです。

  1. 「Administrators」の権限を持つアカウントでコンピュータにログインします。
  2. Windowsのスタートメニューを右クリックして[エクスプローラー]をクリックします。
  3. Windowsのエクスプローラーが表示されます。
    図脳CADのインストール先フォルダを右クリックして[プロパティ]をクリックします。
  4. [(フォルダ名)のプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
    [セキュリティ]タブをクリックします。
  5. [編集]ボタンを押します。
  6. [(フォルダ名)のアクセス許可]ダイアログボックスが表示されます。
    [グループ名またはユーザー名]欄で図脳CAD使用時のアカウントを選択します。
  7. [アクセス許可]欄の[フルコントロール]の[許可]にチェックを付けます。
  8. [適用]ボタンを押し、[OK]ボタンを押します。
  9. [(フォルダ名)のプロパティ]ダイアログボックスに戻ります。
    [OK]ボタンを押します。
  10. 図脳CAD使用時のアカウントでコンピュータにログインして動作をご確認ください。

作業フォルダの確認

上記を行っても改善されない場合は、「作業フォルダ」が書き込みできないフォルダ、
あるいは、現在存在しないフォルダに設定されている可能性があります。
下記の手順で作業フォルダの場所を確認します。

  1. 図脳CADを起動します。
  2. [設定]-[環境設定]コマンドをクリックします。
  3. [環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
    左上の[フォルダ]をクリックします。
  4. 右側の[作業フォルダ]を確認します。
    通常は、C:\Users\Public\Documents\CADDATA\TEMP\ が指定されています。
    他のフォルダが指定されている場合は[参照]ボタンを押して、上記のフォルダを指定します。
  5. [了解]ボタンを押して[環境設定]ダイアログボックスを閉じます。

また、上記で確認したフォルダ([TEMP]フォルダ)の中にデータが残っている場合はそれらを削除します。
※図脳CADは終了した状態で操作を行います。

  1. Windowsのスタートメニューを右クリックして[エクスプローラー]をクリックします。
  2. Windowsのエクスプローラーが表示されます。
    [C]ドライブをダブルクリックして開きます。
  3. [ユーザー]フォルダをダブルクリックして開きます。
  4. [パブリック]フォルダをダブルクリックして開きます。
  5. [パブリックのドキュメント]フォルダをダブルクリックして開きます。
  6. [CADDATA]フォルダをダブルクリックして開きます。
  7. [TEMP]フォルダをダブルクリックして開きます。
  8. [PCSPEC.TXT]という名前のテキストファイル以外のデータを全て削除します。
  9. コンピュータを再起動した上で、動作をご確認ください。

「ランサムウェアの防止」機能

上記を行っても改善されない場合は、下記もご確認ください。

「ランサムウェアの防止」機能により、アプリケーションのフォルダアクセスに制限が
掛かっていると、本現象が発生します。下記の操作による設定を行います。
※操作中に[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?]という
 メッセージが表示された場合は、[はい]ボタンを押します。

  1. Windowsのスタートメニューをクリックして[Windowsセキュリティ]をクリックします。
  2. [Windowsセキュリティ]画面が表示されます。
    [ウイルスと脅威の防止]をクリックします。
  3. [ウイルスと脅威の防止]画面が表示されます。
    画面最下部までスクロールして[ランサムウェア防止の管理]をクリックします。
  4. [ランサムウェアの防止]画面が表示されます。
    [コントロールされたフォルダーアクセス]が[オン]になっていることを確認します。
    (この時点で[オフ]になっていた場合は、以降の操作をお試しいただく必要はありません。
    CADサポートセンターまでお問い合わせください)
  5. [オフ]にしてよい場合は[オフ]にします。

以上で操作完了となります。
コンピュータを再起動した上で、動作をご確認ください。

手順5で、セキュリティ上、この設定を[オフ]にできない場合は、さらに下記の操作を行います。

  1. [ランサムウェアの防止]画面で[コントロールされたフォルダーアクセス]の下にある
    [アプリをコントロールされたフォルダーアクセスで許可する]をクリックします。
  2. [アプリをコントロールされたフォルダーアクセスで許可する]画面が表示されます。
    [許可されたアプリを追加する]をクリックします。
  3. [最近ブロックされたアプリ]をクリックします。
  4. [最近ブロックされたアプリ]画面が表示されます。
    [WRPDXX.EXE]が表示される場合は、
    先頭にある[+]をクリックしてから[閉じる]ボタンを押します。
    (図脳RAPIDPROの場合は「WRPDXXP」)
    (「XX」は図脳CADのバージョンを表す数字)

以上で操作完了となります。
コンピュータを再起動した上で、動作をご確認ください。

手順4で、[WRPDXX.EXE]が表示されない場合は、さらに下記の操作を行います。

  1. [アプリをコントロールされたフォルダーアクセスで許可する]画面で
    [許可されたアプリを追加する]をクリックします。
  2. [すべてのアプリを参照]をクリックします。
  3. [開く]ダイアログボックスが表示されます。
    図脳CADのインストール先フォルダ(通常は C:\Program Files\photron\WRPDXX)
    を開き、[WRPDXX.EXE]を選択して[開く]ボタンを押します。
    (図脳RAPIDPROの場合は「WRPDXXP」)
    (「XX」は図脳CADのバージョンを表す数字)
  4. [アプリをコントロールされたフォルダーアクセスで許可する]画面に
    [WRPDXX.EXE]が追加されます。

以上で操作完了となります。
コンピュータを再起動した上で、動作をご確認ください。

上記を行っても改善されない場合は、CADサポートセンターまでお問い合わせください。

株式会社フォトロン CADサポートセンター
TEL:0570-200121(受付時間 平日10:00~12:00 13:00~17:00)
FAX:03-3518-6279
E-Mail:zuno-support@photron.co.jp

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公開日: 2009年07月01日