対象製品
図脳RAPIDPROの場合は、「部分図」を使用することで、縦(Y軸)と横(X軸)が異なる縮尺(スケール)の図面を作成できます。
- [編集]-[部分図]-[部分図]コマンドをクリックします。
- [部分図]ダイアログボックスが表示されます。[追加]ボタンを押します。
- [部分図名称]ダイアログボックスが表示されます。
[名称]に任意の名称を入力して[了解]ボタンを押します。 - [部分図]ダイアログボックスに戻ります。
[名称]が手順3で入力した名称の部分図になっていることを確認します。
たとえば、[X縮尺]に 1/100、[Y縮尺]に 1/200 と入力します。 - [了解]ボタンを押します。
- 部分図で作図する状態になります。通常通り作図を行います。
- [編集]-[部分図]-[部分図]コマンドをクリックします。
- [部分図]ダイアログボックスが表示されます。
[名称]の一覧から[基本図]を選択して[了解]ボタンを押します。
・[名称]の一覧に現在開いている図面が持つ部分図の一覧が表示されます。[基本図]と[用紙]は、新規図面を作成したときに図面が必ず持っている部分図です。(SXFファイルを読み込んだ場合には、他の部分図が基本図に相当するとみなされて読み込まれる場合があります)
・[非アクティブ部分図は表示しない]にチェックを付けると、作図・編集している部分図以外の部分図に属する図形を非表示にします。
・[基本図固定表示]にチェックを付けると、縦横異縮尺の部分図で作図・編集する場合に、「基本図から見た部分図」と同様に、縦と横が異なる縮尺のまま作図・編集できます。チェックを外すと、縦横異縮尺の部分図で作図・編集する場合でも、縦と横が同じ縮尺であるかのように表示されます。
・[非アクティブ部分図色表示]にチェックを付けると、選択した部分図以外の部分図に属する図形を、「非アクティブ部分図色」で表示します。「非アクティブ部分図色」の表示色は[表示]-[表示設定]コマンドの[色]欄の一覧から[非アクティブ部分図色表示]を選択して設定します。 - 設定した縮尺の状態で部分図が表示されます。
- 図面をZSD/ZFD形式で保存する場合は、全ての部分図情報は正しく保存されます。図面をZRD形式で保存する場合は、データの互換性を保つため、部分図情報はすべて失われます。(配置された図形は、部分図に属さず、基本図上の図形として保存されます)
詳しくは「旧バージョンで保存した際の、欠落情報内容とは」をご参照ください。
- 別の部分図に図形を移動(または複写) したい場合は、[編集]-[図形編集]-[図形移動]コマンド(または[図形複写]コマンド)で、図形を選択して移動(または複写)基準点を指示した後に、右クリックメニューの[部分図切り替え]をクリックすると、別の部分図へ移動(または複写)できます。
この操作は、[部分図]ダイアログボックスの[基本図固定表示]にチェックを付ける必要があります。
詳しくは「別の部分図に図形を移動/複写するには」をご参照ください。
- 部分図を追加する機能は図脳RAPIDPROのみの機能です。図脳RAPIDにはありません。図脳RAPIDの場合は、[部分図]ダイアログボックスに[追加]ボタンが表示されません。