対象製品
紙図面をスキャナで取り込んだデータを図脳CADで読み込むには、スキャナで取り込んだデータを画像(ラスタ)として図面に重ね合わせる方法と、CAD要素に変換して読み込む方法があります。
画像(ラスタ)として図面に重ね合わせる方法
[ラスタ]-[ラスタ挿入]-[ファイル読込]コマンドで、現在開いている図面に画像(ラスタ)として読み込みます。
ラスタとして読み込み可能なファイルは、TIFF形式(無圧縮)、BMP形式、JPEG形式、SCI形式、CALS/Type1です。
図脳RAPIDの場合
- スキャナで紙図面をスキャンし、保存します。
・TIFF形式で保存する場合は、無圧縮状態で保存します。 - 図脳CADを起動します。
- [ラスタ]-[ラスタ挿入]-[ファイル読込]コマンドをクリックします。
- ファイルを選択して[開く]ボタンを押します。
・[配置位置指定]にチェックを付けると、配置位置の指定やラスタの大きさ(長さ、高さ)、向き(角度)などを任意に指定して読み込めます。 - ラスタファイルがグレースケールやカラーの場合は、[しきい値の設定]ダイアログボックスが表示されます。必要な項目を設定して[了解]ボタンを押します。
・[しきい値]欄でラスタのしきい値を設定します。数値が小さいほど、より明るい部分まで「黒」と認識します。数値が大きいほど、より暗い部分まで「白」と認識します。数値は0~255の値を入力します。 - 現在開いている図面にラスタデータが読み込まれます。
図脳RAPIDPROの場合
- スキャナで紙図面をスキャンし、保存します。
・TIFF形式で保存する場合は、無圧縮状態で保存します。 - 図脳CADを起動します。
- [ラスタ]-[ラスタ挿入]-[ファイル読込]コマンドをクリックします。
- ファイルを選択して[開く]ボタンを押します。
・[配置位置指定]にチェックを付けると、配置位置の指定やラスタの大きさ(長さ、高さ)、向き(角度)などを任意に指定して読み込めます。 - ラスタファイルがグレースケールやカラーの場合は、[しきい値の設定]ダイアログボックスが表示されます。必要な項目を設定して[了解]ボタンを押します。
・[しきい値]欄でラスタのしきい値を設定します。数値が小さいほど、より明るい部分まで「黒」と認識します。数値が大きいほど、より暗い部分まで「白」と認識します。数値は0~255の値を入力します。 - 現在開いている図面にラスタデータが読み込まれます。
- 読み込み後のデータは、[ラスタ]メニュー内のコマンドでのみ編集が可能です。
CAD要素に変換して読み込む方法
[ファイル]-[ファイル入力]-[TIFF形式]コマンドで、ベクタに変換して読み込みます。
[ファイル入力]-[TIFF形式]コマンド読み込み可能なファイルは、白黒2値(モノクロ2値)のTIFF形式(無圧縮)です。
- スキャナで紙図面をスキャンし、保存します。
・TIFF形式で保存する場合は、白黒2値(モノクロ2値)の無圧縮状態で保存します。 - 図脳CADを起動します。
- [ファイル]-[ファイル入力]-[TIFF形式]コマンドをクリックします。
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