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[編集]-[文字編集]-[文字置換]コマンドで文字列の内容を置き換えると、置換前の文字列が残る場合があります。
同じ内容の文字列が同じ場所に重複して作図されている場合にこのような現象が発生します。
残った文字列は何らかの原因で重複して作図されている文字列であり、不要な文字列なので、[編集]-[図形編集]-[図形消去]コマンドで消去します。
- [図形消去]コマンド実行時、右クリックメニューの[図形選択]をクリックしてチェックを付けると、重複している文字を1つ1つ選択して消去できます。
なお、図脳RAPID20/PRO20以降で、作図した文字が複数重なって作図されていた場合は、1つの可能性として、文字の作図や図形を複写するときの設定が旧バージョンと異なる点があり、その影響で、同じ場所に文字を複数作図または複写した可能性があります。
例として、[文字]コマンドと[図形複写]コマンドの操作で動作の違いを説明します。
【[文字]コマンド】
図脳RAPIDPRO20以降では、 初期の設定では以下の手順5の操作は行わないようになっています。
(図脳RAPID20以降では、旧バージョンと同様に手順5の操作があります)
- [作図]-[文字]-[文字]コマンドをクリックします。
- [文字]ダイアログボックスが表示されます。
[文字列]に作図する文字列を入力します。 - その他必要な項目を設定して[了解]ボタンを押します。
- 基準点を指示します。
- 方向角度を指示します。
【[図形複写]コマンド】
図脳RAPID20/PRO20以降では、 初期の設定では以下の手順5の操作は行わないようになっています。
- [編集]-[図形編集]-[図形複写]コマンドをクリックします。
- 図形を選択します。
- 複写基準点を指示します。
- 複写先の点を指示します。
- 回転方向点または角度を指示します。
両コマンドともに、 図脳RAPID20/PRO20の初期の設定では、角度の指示を行わないようになっています。
そのため、そのことに気付かずに、[文字]コマンドの手順4、または[図形複写]コマンドの手順4の後に、同じ場所でクリックすると、文字が2重に作図または複写されてしまいます。