対象製品
[文章置き換え]コマンドで編集可能となる条件は下記事項です。
①文字の属性がすべて同じ状態
②文字の配置基準の位置がすべて同じ状態
③文字の配置基準のX座標がすべて同じ状態
④文字の配置基準のY座標の間隔がすべて同じ状態
[作図]-[文字]-[文章記入]コマンドで作図した文章の一部を[編集]-[文字編集]-[文字属性変更]コマンドで編集した場合や、[編集]-[図形編集]-[図形移動]コマンドで移動した場合に、[編集]-[文字編集]-[文章置き換え]コマンドで編集できなくなってしまう可能性があります。
①②は[文字属性変更]コマンド、
③④は[図形整列移動]コマンドで「同じ状態」にすることが可能です。
①②の調整方法
- [編集]-[文字編集]-[文字属性変更]コマンドをクリックします。
- 文章置き換えコマンドで編集できない文字列をすべて選択します。
- [文字属性変更]ダイアログボックスが表示されます。
[文字高][文字幅]などの文字の属性や[配置基準]を設定します。 - [了解]ボタンを押します。
③④の調整方法
- [編集]-[グループ]-[グループ編集]コマンドをクリックしてグループ編集を無効にします。
- [編集]-[図形編集]-[図形整列移動]コマンドをクリックします。
- 文章置き換えコマンドで編集できない文字列をすべて選択します。
- [図形整列移動]ダイアログボックスが表示されます。
[揃え方]欄を「①②の調整方法」の手順3で設定した[配置基準]と合わせます。
例:配置基準が[左下]であれば、揃え方は[左揃え]
配置基準が[右上]であれば、揃え方は[右揃え]
配置基準が[中央]であれば、揃え方は[左右中央揃え] - [図形の間隔(隙間)の調整]欄で[図形の縦の間隔(隙間)を揃える]を選択します。
- [了解]ボタンを押します。
以上により、[文章置き換え]コマンドで編集できるようになります。
- この対処方法は救済処置に過ぎません。「文章置き換え可能にする方法」ではなく、「文章置き換え可能になるかもしれない方法」程度にお考えください。
なお、「図脳RAPIDPRO」の場合は、文章の行数や文字の属性を変更することはできませんが、文字の内容の変更だけであれば、[一括文字編集]コマンドで編集可能です。
[一括文字編集]コマンドでの対処【図脳RAPIDPROのみ】
- [編集]-[文字編集]-[一括文字編集]コマンドをクリックします。
- 文章置き換えコマンドで編集できない文字列をすべて選択します。
- [一括文字編集]ダイアログボックスが表示されます。
[同じ文字列を個別に編集する]を選択します。
[文字位置と並び順(個別編集時)]欄で[ABCD](一番左)を選択します。 - [修正後]に変更後の文字列を入力します。
- [了解]ボタンを押します。